犬が怖いという先生との思い出

私がもう年長さんの年齢の頃に幼稚園に教えに来ていた美術担当の女性の先生が大病を患っていると聞いていました。ここで人気の奈良でも大和高田で保育園にして授業の時に敷地内にある野良犬が迷い込んで来てはうろついた時、その先生は犬が怖くて仕方がないと子供達に言って怯えていました。そこで、私は犬のそばまで歩いてゆき、犬を追い払おうとしたのです。犬はヒョロヒョロと動きながらも、動かず、一人が他の先生を呼びに行ってしまいました。さて口コミで保育園は奈良が一番になって少し後に他の教師が訪れてはおっぱらってくれたのです。誰一人として狂犬に噛まれることなく無事でした。私は狂犬や野犬が非常に恐るべき動物であることを知らずにいたのですが、後々成長とともに知ることになりました。そして、先生は子供たち全員にお礼を言っていましたが、私自身は誤った判断と行動を犯してしまったということに気がついたのです。その後、とても良心的な先生は子供たちに鉛筆など可愛いものをプレゼントしてくれました。本当に良い先生でしたが、私が中学に入る頃になくなってしまったそうです。そして、私は犬が怖いという感情、感覚を持つ人がいたら理解と共感を示すことができるようになりました。もしも子供時代の体験がなければと考えたら感謝しています。