かかりつけ医の選び方とは
私自身はすでに実家から独立しているので、最近では実家のかかりつけ医にお世話になることはなくなりましたが、それでも実家を出る前の20年間ほどは実家からあまり離れていないかかりつけ医にお世話になっていました。実家で一家全員がお世話になっていたかかりつけ医はその頃には珍しかった女医さんで、ソフトで優しいイメージがあったためか、周辺の医院の中ではもっともたくさんの患者さんがいた医院でした。私の実家の両親はちょっとした体の不調があったり、インフルエンザの予防接種などはいまだにそのかかりつけ医にお世話になっています。かかりつけ医はすでに90歳に近い年齢になられているそうですが、週に3回位は元気で診療されているようです。すでに実家では40年以上のお付き合いになっています。引っ越しをして新しい環境に慣れてない状態の時に、病院に行かないといけない感じの痛みをお腹に感じ、さて、どうしよう、どこへ行けばいいのだろう、と地域のサイトを検索したりしてたどり着いtのがひとつのクリニックでした。もう、そこへ行くしかないとお腹の痛みを我慢しながら車を運転して行きました。クリニックにはすでに多くの診察待ちの人達が居て順番を待っていました。診察の手続きをして名前を呼ばれるのを待ちます。名前が呼ばれて診察室に入ると女性の先生でした。症状を説明している時にもとても親身になって聞いてくださって、それだけでも救われる思いがしました。ベッドに横になりお腹の痛みのあるところあたりをよく指先で押して診て下さいました。その後、一度待合室で待たされ、また呼ばれ別の部屋に通されました。そこで今度は男性の先生がエコーで痛みのあるところのお腹部分を良く見て下さって、痛みの原因が判明しました。どうして痛みが出たのかもきちんと説明して下さり、薬を飲めば良くなるから心配はいりませんよ、と言ってくださいました。薬を処方してもらって家に帰りました。初めての環境で初めての医師による診察というだけで気持ちはドキドキだったのですが、診て頂いた先生方はどちらも穏やかで丁寧な対応で本当に感謝して、心から有難うございましたと言いたいです。
地域包括医療の重要性
両親がかかりつけ医の医院に行くときは家族のことなどの話題になったりすることから、かかりつけ医は両親にとってはメンタルヘルスの医者も兼ねているのかもしれません。転勤族の我が家は、ずっと同じ病院にかかることは難しいのですが、だからこそ、信頼できる近くのかかりつけ医を見つけられることが本当に重要だと思っています。まだ小学生の子どもは、風邪や腹痛、予防接種などで病院に行くことが多いです。幸い、近所に小児科内科を見つけることができました。待合室は、小さなお子さん連れのお母さんから、お年寄りのご夫婦と年齢は幅広い患者さんでいっぱいです。足の不自由な患者さんには、待合室の患者さんも軽症な方が席を譲ったり、手を貸したりするなどする姿が見られます。それが、普通になされているところに、心が温かくなりました。先生も地元の小学校を卒業された方で、こどもにも優しく、また、病気だけでなくこどもの気持ちを思いやる診断をしてくだいました。何度か通うと、病歴も把握してくださっているので、そのことが安心感にもつながります。こどもの体質など先生が把握してくださっていることが、親の肩にかかった育児のプレッシャーのようなものも、少し先生が一緒に持ってくださってくれているようで、気持ちの上でも本当に助かっています。
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